甲斐大泉駅より南へ2.5ｋｍほど下った大規模な管理別荘地「アルプスハイランド高根」内に所在。

当別荘地の分譲時にはモデルハウスだった建物で、同年代の他の物件とは一味違った雰囲気を感じます。周囲はあまり建て込んではいないため、大規模別荘地にありがちな窮屈な印象はありません。建物の状態は”築年数なり”ではありますが、これまで別荘として継続的なご利用があり極端に悪くはありません。プライベート感もある場所で、ちょっとした遊び場としての活用や、ＤＩＹで自分好みに建物をアレンジしたい方にお勧めの物件です。

別荘地内の私道を南へ走った突き当たりに当物件はあります。敷地南側は地元の方の所有する広大な山林となっていて、緑が多く林間の環境をお求めの方にマッチしそうです。

敷地面積は約88坪とこの別荘地では平均的なサイズで、敷地内は南方向に向かって僅かに傾斜しています。現在のところ駐車スペースは確保されておらず前面私道への駐車となりますが、敷地内においての新規造成は十分に可能です。

建物は小さな平家で、リビングと和室、キッチンと水回りというシンプルな間取り。

リビングは三面に窓が設けられ、特に北面と南面の窓はとても大きく開放感はかなりのものがあります。ストーブを囲む造り付けのテーブルも遊び心のある面白いアイデアです。

キッチンが独立したスペースとなっていますが、玄関がそこにあり、しかも水回りへの動線も兼ねている点は、良くも悪くも特徴的で昔ながらといったところでしょうか。水回りも基本的には建築当時のままですが、給湯器は交換してお使いです。

建物は確かに古いですが、雨漏りは見受けられませんし都度悪いところは修繕されてきましたので、長いこと手付かずのまま空き家になっていた別荘とは明確に状態が違います。数日だけ滞在する、というような利用方法でしたらこのままでも良さそうですが、年間を通じてしっかり使いたい方は、リフォームをなさりたいと思われるのではないでしょうか。

古い建物では仕方のないことではありますが、窓は昔のままのサッシですし気密や断熱性能は期待できません。冬場の寒さへの考慮は必要です。