不動産屋のブログ
測量詐欺
2013-10-16
また、しばらくぶりの更新となってしまいました…
さて今回は、最近地主様からのご相談が多くなってきた詐欺まがいの測量について書いていきた
いと思います。測量詐欺と言えば一昔前に流行ったものという印象ですが、最近また似たような
ものが多くなってきているようです。
典型的なパターンはこうです。
「あなたの土地の隣地所有者が土地を売る、あるいは家を建てるにあたって測量をするので、境
典型的なパターンはこうです。
「あなたの土地の隣地所有者が土地を売る、あるいは家を建てるにあたって測量をするので、境
界の確認やあなたの土地に入ることの承諾をいただきたい」。こうしたお話を隣地所有者にする
こと自体は、きちんとした測量屋さんであれば日常行っていることですので全く問題ありません
が、重要なのはそのあとの展開です。
その手紙や葉書きに記載の連絡先に電話すると、大概こうしたお話があります。「あなたの土地
も一緒に測量しませんか?」。これだけでは詐欺とはいえませんし、通常の営業行為の範囲です
が、問題なのは、そもそも隣地の測量自体が嘘であったり、実際に現地で測量していないのでは
と思われるケースが見受けられることです。酷い場合は、公図を元に図面だけ作成していると思
われるケースもありました。
また、「あなたの土地が高く売れる可能性があるが、売るためには測量が必要なのでやりません
か」というストレートな話もあるようです。
こうした内容の通知は古い別荘地(分譲地)の所有者に良く送られているようですが、そもそも
全ての取引で売却の際に測量が必要なわけではないですし、分譲地の場合は境界杭が全て存在し
ていれば測量するケースの方がむしろ稀です。
上記のようなものが全て詐欺まがいというわけではありませんが、金額が相場より高かったり、
きちんとした測量が行われていないことも多いです。もし、測量会社等から何らかの連絡があっ
た際には、内容を慎重に見極めて下さい。心配でしたら、分譲地の管理会社やご購入された不動
産業者へ問い合わせてみるのも有効です。
なお、きちんとした測量会社から測量地の隣地所有者へコンタクトがあることも当然あります。
測量の際には、基本的に隣地所有者の境界に対する同意が必要なためです。この場合は、通常具
体的で詳細な資料が添付されています。少なくとも葉書で連絡が来ることはないでしょう。
春の暴風
2013-04-13
また久々の更新となってしまいました
こちらでは7日の夕方から夜にかけて、まるで台風のような風が吹き荒れました
この風による倒木が相次ぎ、翌日以降、過去に不動産を販売させていただいたお客様や、管理
をさせていただいている方から多くのお電話を頂きました。幸い建物や人に被害が出た方はい
らっしゃらなかったので、その部分では良かったのですが…
風で倒木する場合、そのほとんどは赤松、カラマツ、白樺で、今回もこの樹種以外の倒木はあ
りませんでした。この樹種が倒木しやすいのには、それぞれ次のような理由があります。
赤松…幹に節が多く、その部分から裂けるように折れやすい
カラマツ…根っこが非常に浅く、根こそぎ倒れやすい
白樺…虫食いに遭いやすく、食われたところから折れる
ご自分の敷地内に上記のような樹木がある場合は、ある程度伐採してしまった方が良いかもし
れません。ただ、他人の土地の木はどうしようもないですから、リスクを減らすため建物の火
災保険等に加入されることをお勧めしています。別荘の方の加入率は50%を下回る印象ですが、
今は給湯ボイラー等の付帯設備の故障時にも保険適用されますので、入っておいて損はないと
思います。
山の中での暮らしは、倒木とは無縁ではありません。
今一度ご自分の敷地の周囲を見上げて、危険な木はないかなど確認してみてくださいね
新年のご挨拶
2013-01-01
新年明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年は大変寒い冬になっていますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
当社事務所周辺では、12月中に三回雪が積もりました。近年、12月中に積もるほど雪が降るケースはあまりなかったのですが、今年は何だか雪が多くなりそうですね。
この寒さのせいで、管理をさせて頂いているお客様等から、水道回りの凍結トラブルのご相談が多くなっています。別荘を長期不在にする場合は、水抜き作業を確実に行ってくださいね。
では、今年も一年よろしくお願い申し上げます。
本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
今年は大変寒い冬になっていますが皆様いかがお過ごしでしょうか?
当社事務所周辺では、12月中に三回雪が積もりました。近年、12月中に積もるほど雪が降るケースはあまりなかったのですが、今年は何だか雪が多くなりそうですね。
この寒さのせいで、管理をさせて頂いているお客様等から、水道回りの凍結トラブルのご相談が多くなっています。別荘を長期不在にする場合は、水抜き作業を確実に行ってくださいね。
では、今年も一年よろしくお願い申し上げます。
中古物件の相場
2012-09-11
今回は中古物件の相場についてですが、その前に中古市場のお話を少しだけ。。
現在八ヶ岳南麓エリアの不動産市場の中心となっているのは、間違いなく中古物件です。
私どもを新規にお尋ねいただくお客様のうち、約7〜8割の方は中古物件をお探しです。そ
の中でも、1000万円程度以下で状態の良いものを探している方が圧倒的に多くなっていま
す。この価格帯で、良い物件が市場に出た時の足の速さには本当に驚かされます。売り出
して1、2週間のうちに決まってしまうことも珍しくありません。
一方で、1500万円を超えるような高い物件は動きにくくなっています。また、安過ぎる物
件(=かなり老朽化した物件)も動きにくくなっています。
では本題、相場についてです。
中古物件の場合、土地の善し悪しだけでなく、建物の構造や設備などを考慮しなければな
りませんので、相場を表現するのは難しいというのが正直なところではあります…
ですが、大体の目安はありますし、取引事例を見てみますとこれからお話する金額で「当
たらずといえども遠からず」といった具合に落ち着きます…
八ヶ岳南麓の中古物件の相場
(土地は150坪程度でそこそこの立地、建物は木造二階建の場合)
築10年 1500万円以上
築20年 1000万円程度
築30年 500万円程度
上記は、あくまでも目安です。
土地の広さや建物の状態によって大きく変わりますが、物件選びのご参考にして下さい。
土地の相場
2012-09-03
今日は、お客様からご質問の多い物件の相場についてお話しようと思います。
今回は土地についてです。
この仕事をやっていて一番お客様から聞かれることは、「八ヶ岳南麓の相場はいくらぐらいか?」
ということだと思います。もちろん土地の条件(眺望や日当たり、上下水道の整備状況など)によ
って様々ですが、「良い所で坪6万円くらい、良くない所で2万円程度」とお答えしています。
坪6万円という金額は、相当条件の整ったところでなければ付かない金額です。多くの方が住み
たいと思うような土地(そこそこ明るく平坦で、幹線道路へ近いなど)は、坪4万円以上での売
買が多いです。
一方、条件的に不利な土地は、坪3万円を切ってくるケースも多くなりました。特に管理別荘地
(土地を所有しているだけで管理費が掛かる土地)や上水道へ接続できない土地などは、坪2万
円台でのお取引も目立ちます。
それから原野や山林などの手が入っていない土地より、不動産業者などが開発・分譲する土地
の方が高く取引される傾向があります。これはそもそも開発分譲されるような土地は比較的好
条件の場所が多いという点と、開発の際に法律(条例)に適合させるため多額の費用が掛かっ
ているという二つの理由によるものです。
土地相場は、全体的には年々少しずつ下がっていると感じますが、八ヶ岳南麓エリアに素性の
良い土地があまり残っていない(良い所には既に手が入ってしまった…)ため、条件の整った
土地に関してはここ数年相場が下げ止まったように感じています。一方、条件が良くない土地、
特にバブル期に小さい面積で売られたような土地や傾斜地については相場もかなり下落してい
ますし、お客様に選ばれなくなりました。
相場の話は抽象的になりがちで難しい部分もあるのですが、土地探しのご参考にしていただけ
たら幸いです。次回は中古物件の相場についてお話しようと思います。
お楽しみに〜
今回は土地についてです。
この仕事をやっていて一番お客様から聞かれることは、「八ヶ岳南麓の相場はいくらぐらいか?」
ということだと思います。もちろん土地の条件(眺望や日当たり、上下水道の整備状況など)によ
って様々ですが、「良い所で坪6万円くらい、良くない所で2万円程度」とお答えしています。
坪6万円という金額は、相当条件の整ったところでなければ付かない金額です。多くの方が住み
たいと思うような土地(そこそこ明るく平坦で、幹線道路へ近いなど)は、坪4万円以上での売
買が多いです。
一方、条件的に不利な土地は、坪3万円を切ってくるケースも多くなりました。特に管理別荘地
(土地を所有しているだけで管理費が掛かる土地)や上水道へ接続できない土地などは、坪2万
円台でのお取引も目立ちます。
それから原野や山林などの手が入っていない土地より、不動産業者などが開発・分譲する土地
の方が高く取引される傾向があります。これはそもそも開発分譲されるような土地は比較的好
条件の場所が多いという点と、開発の際に法律(条例)に適合させるため多額の費用が掛かっ
ているという二つの理由によるものです。
土地相場は、全体的には年々少しずつ下がっていると感じますが、八ヶ岳南麓エリアに素性の
良い土地があまり残っていない(良い所には既に手が入ってしまった…)ため、条件の整った
土地に関してはここ数年相場が下げ止まったように感じています。一方、条件が良くない土地、
特にバブル期に小さい面積で売られたような土地や傾斜地については相場もかなり下落してい
ますし、お客様に選ばれなくなりました。
相場の話は抽象的になりがちで難しい部分もあるのですが、土地探しのご参考にしていただけ
たら幸いです。次回は中古物件の相場についてお話しようと思います。
お楽しみに〜